RECORD
Eno.528 地名 月雫の記録
新月の夢
気付いた時、ルナは朱い空の世界に居た。
さっきまで居た場所と良くにているけど、
全てが歪んだように見える世界。
夕日なのか、朝日なのかも分からない、朱と紺色の空。
何時ここに辿り着いたのか、どうしてここに居るのか分からない。
あぁ、そうそう。
覚えてる。思い出した。忘れてた。
この景色は、4月に初めて裏世界に来ちゃった時に見た景色。
だから、空を見上げれば見える。
朝日なのか、夕日なのかも分からない空に。
大きく青く輝く、満月が。
歪んで、朱く赤く緋く染まる世界に、ただその月光だけが綺麗に見えて。
とても、とても美味しそう。
『だから、食べれば良いじゃないか』
『闇を導く光も、全てを灼く輝きも、等しくお前は食えるだろう?』
『我慢することはない。腹を満たせよ』
『食わねぇと、死ぬぞ』
誰の声?
視線を空から落としてみたら、周り一面に倒れてるの。
誰が?誰って…
大事な友だちが、何人も。
その全てに、噛み跡がある。
誰がこんな事を…と思ったら、誰でもない。
『さぁ、食べな。私はそういう物だ』
血で真っ赤に染まる鋭い爪がついてるのは、ルナの手だった。
一方的に声をかけてくる貴女は誰?
朱い空を背に、月光を見上げる貴女は一体………………………
さっきまで居た場所と良くにているけど、
全てが歪んだように見える世界。
夕日なのか、朝日なのかも分からない、朱と紺色の空。
何時ここに辿り着いたのか、どうしてここに居るのか分からない。
あぁ、そうそう。
覚えてる。思い出した。忘れてた。
この景色は、4月に初めて裏世界に来ちゃった時に見た景色。
だから、空を見上げれば見える。
朝日なのか、夕日なのかも分からない空に。
大きく青く輝く、満月が。
歪んで、朱く赤く緋く染まる世界に、ただその月光だけが綺麗に見えて。
とても、とても美味しそう。
『だから、食べれば良いじゃないか』
『闇を導く光も、全てを灼く輝きも、等しくお前は食えるだろう?』
『我慢することはない。腹を満たせよ』
『食わねぇと、死ぬぞ』
誰の声?
視線を空から落としてみたら、周り一面に倒れてるの。
誰が?誰って…
大事な友だちが、何人も。
その全てに、噛み跡がある。
誰がこんな事を…と思ったら、誰でもない。
『さぁ、食べな。私はそういう物だ』
血で真っ赤に染まる鋭い爪がついてるのは、ルナの手だった。
一方的に声をかけてくる貴女は誰?
朱い空を背に、月光を見上げる貴女は一体………………………