RECORD

Eno.268 飯屋 彩禍の記録

『終焉』

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……身体が動く?
幾年かの自由。
頭に言葉は響いて来ない。
何故かは知らないが急な解放感。

…………でも、なんだろう。
記憶と体験が明らかに噛み合わない。
ただ見ていただけのわたしは

これからどうしたらいいのだろうか。
姉は今のわたしを見たら分かってくれるのだろうか。
話したような事もない人の記憶だけが頭にある。
聞いたことのある言葉は頭にある。
でも、それはわたしにじゃない。
行ったことのない場所も行ったことがあって、
したような事もない事をした事になっていて、
わたしは…………
■■■■■?


苦しいよ。
急に投げ出さないでよ。
契約だがなんだか言ってたのに。
幾ら問いかけても言葉は返ってこない。
もう『いない』のかもしれない。
理解のできない何か。
わたしの人生を滅茶苦茶にした何か。
何か。
最後に聞こえた言葉は―

『時は戻せないけど』
『今からやり直すことはできるよ』

……

わたしは?わたしは誰なの?
どうしたらいいのかな?



これからどうしよう。
とりあえず姉に会いに行こう。