RECORD
Eno.202 宇佐賀このみの記録
神秘率
<宇佐賀このみの担当医師の供述>











『ああ、このあいだ誕生日だった宇佐賀君ね?』

『今日、定期の検診があったから一緒に例の目も検査したんだけれど・・』

『魔眼神秘率が100%を示していてね。どうしたものか』

『民間協力者になる前の魔眼神秘率は30%程度だったというのに』

『ただ、発動しさえしなければ、全く普通の目と変わらないし、魔眼を起動してもこれといった副作用も何もないようだ』

『当人にとっても、我々神秘管理局にとっても、神秘の秘匿という観点からしてもとてもありがたい事ではあるんだが・・・・』

『これがどうやら異世界の技術で遺伝子レベルでの組み込みをされていることが、どうにもね』

『彼女の父親・・・旧姓、折田巡、現在は結婚して宇佐賀巡になっていたのだったね。彼の血を引いているからだといえばそうだけれどもねぇ』

『この魔眼を最初に開発したのは、よほどの技術者か。もしくは狂人か』

『どちらにせよ、子供に背負わせるにしては、酷な代物だろうになあ・・』