RECORD
Eno.540 錫木 理釈の記録
『裏世界』
帰り道。いつも通り、少し足を延ばして、歩いたことの無い道を通った。
見たこともない標識。不自然に滲んだ看板。
![]()
背後から声が聞こえた。振り返ってはいけない、と本能が告げた。

足早に歩き続けたが、その先、道は行き止まりになっていた。
振り返らざるを得なかった。
振り返ったとき、白く閃く電撃が、赤く蠢く何かを貫くのを見た。
『裏世界』。
近藤理香子と名乗った女性は、自身のことを『神秘ハンター』と言っていた。
芸能人か、はたまたオカルトライターか……と思うような肩書きだが、
文字通り、異形を狩っているとしか思えない。
少なくとも俺は彼女に助けられ、あの出来事は夢ではなかった。
昨日から、世界が変わった。
『裏世界』への入口が、分かるようになってしまっていた。
見たこともない標識。不自然に滲んだ看板。
――"ここは何処だ?"
背後から声が聞こえた。振り返ってはいけない、と本能が告げた。
(何なんだよ……夢か?頭がやられてるのか?)
足早に歩き続けたが、その先、道は行き止まりになっていた。
振り返らざるを得なかった。
振り返ったとき、白く閃く電撃が、赤く蠢く何かを貫くのを見た。
『裏世界』。
近藤理香子と名乗った女性は、自身のことを『神秘ハンター』と言っていた。
芸能人か、はたまたオカルトライターか……と思うような肩書きだが、
文字通り、異形を狩っているとしか思えない。
少なくとも俺は彼女に助けられ、あの出来事は夢ではなかった。
昨日から、世界が変わった。
『裏世界』への入口が、分かるようになってしまっていた。