RECORD

Eno.269 阿久比 正義の記録

最近のこと

暑い夏。この時期はシャワーだけで普段は済ませるが、今日は考えたいことがあるから湯船に浸かることにした。

「…最近はいろいろあったな」



隣に住んでる友人。月待よすがのことについて考える。

彼女の秘密を知ってしまった。数多く。俺の秘密も少し知られてしまったが、それは仕方がない。
自分が油断をしていただけだから。
俺が■■■■■■■■■

それでも約束した。俺がずっと友人として傍にいると。
それでもダメな時には、俺が正義神秘で殺すと。
そんなことは絶対にしたくないけれど。彼女が幸せになるのだといえば。
彼女が悪へと落ちたのであれば、俺は躊躇なくするだろう。

それが約束だから


そんなのは絶対にゴメンだけどな、本当に




ブクブク。
お風呂に口をつけて息を吐く。吐き出された息が気泡となって湯船で弾けていく。

ここまでの考えはただの事実。
俺はこの事を実際どう思ってるんだろうか。

あの時彼女に言ったことに嘘は一つもない。
その思いにも。だが、真に望めるならば

心からみんなが笑って終われたら、それが一番だな



それが可能かもわからないし、彼女がそれを本当に望んでるかもわからないが。
それが俺が望む一番の幸せな終わり。

そのために

俺は彼女の正義のヒーローになるんだから


考えを纏めたら湯船で顔を一度洗う。

次に思いつくのは別のこと。

最近何かあるとすぐに考えてしまう彼女のこと。
周りの人間からもいろいろ言われてるようなこと

クラスメイトであり大事な好きな人である後原。


これはなぁ…




好きな人なのはもう認める。あの先輩にも言われたのだから。
それでも、彼女は俺のことを友達だと思ってるから。

なら俺も友達だと思ってなくてはいけない。

勘違いしてはいけない

人はみんな、あれくらいが普通なのだから。

だから俺は友達として過ごさないといけない。告白なんて迷惑なことだ。

だって

付き合うのは好きな人同士がすることだろう



付き合ってから好きになるなんて話もあるけれど。彼女がそういう人かも知らないし。

フラれるなんてことは怖いから

なら俺は今のままでいい。
このままの距離感でちょうどいい。
当然付き合えたらなんて、思うこともあるけれど。

遊べてるだけで十分なんだ。一緒にたまに入れるだけで十分何だ。

だからこれ以上を望むなんてダメだ




逆上せてきたのを感じて湯船から上がる。
こんな夏に長風呂をしすぎた。

暑気払いに今日は熱いものでも食べよう。こんな熱い身体で食べたらどうなるかなんて考えないで。

汗をかいて余計な考えを振り払うくらいがちょうどいい。


また明日からは友達として、ちゃんとやらないといけないのだから。