RECORD

Eno.34 笛理 彗昴海の記録

思慮-ここ数日-

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-●月●日-
瞳ちゃんを狙っていた怪奇を討伐した。
みんながいなければどうなっていたかわからないくらい。そのくらい死闘だった。
…あれほどまでに怒っていた命ちゃんには、深い負い目を感じる。
それでも、ただ。瞳ちゃんを救うことができた…これほどの喜びがあるだろうか。

僕は誰も失いたくないんだ。へへ。本当に良かった。

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彼女が出来た。たぶん、そう言っても問題ないだろう。

貴方に秘密を打ち明けた貴方に恋情を打ち明けた
どうにも、離れられなくなった感覚がする。このつながりのせいだろうか。
貴方のことを考えると、ほんのりと幸せな感覚がする。
これが恋か。あぁ。ここまで来たら、いよいよ失えないなぁ。
アレは正直賭けだ。神秘周りのことなんて大概がそうだ。
それでも、いよいよやるしかない。

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-●月●日-
"超新星"というものに、飛び入りで参加した。
いやはや、やはり裏世界というものは怖いな、数日ぶり、二度目の実感をした。
あれほどの力が、ただ相手を害するために使われる。その恐怖。
無論、それができるのは僕も同じだ。なんなら"勝った"のだ。
この力は、私利私欲のために使うべきではない。あの理念に改めて共感した。

…アルフがいたのは、本社には秘密にしておいてあげよう。怒られそう。

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-●月●日-
テストが終わった。そしたら何が待っている?そう!焼肉である。

…問題は、そのタイミングで腹を下したことである。
ロクに食べれなかった。ほぼずっとトイレ。
それでもチョットだけ食べたけど、アレは本当においしかった…

…でも、帰りの舞阪先生の様子を見るに、
僕が食べていたらもっと今月の食費は減っていただろう。
あ、テレンスさんが結構食べたらしいのは言伝に聴いた。ごめんなさいうちのが…

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-●月●日-

剣と会った。
ロールケーキを持って行った。美味しかった。
あと…楽しい話と、そうでない話をした。

僕はエゴイストだ。僕は僕のことが大好きだし、別にそれでいいと思っている。
大切な人に傷ついてほしくない
大切な人に居なくなってほしくない
そのためなら僕は優しさをいくらでも押し付ける。
そのためなら僕は相手を呪う言葉をいくらでも投げかける。

「見返りを求める正義は正義とは言わない」と誰かが言ったらしい。
なら僕は正義でなくてもいい。僕は只、剣の幸福を望んで、エゴの押し売りをする。

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-●月●日-

剣と会っている。
僕は怖い。この先に待つ未来が、今は怖くてたまらない。

あの日、家族が死んだ日。兄が肉体を失った日。
僕は時々その夢を見る。そのたびに起き上がって。震えて。泣く。

―――神とやら。その秘め事とやら。お前はどうして、僕から奪うことを好むんだ。