RECORD

Eno.241 白衣の女の記録

les.19. 先端機械工学設計論

「現代っ子なもんだからさ。
 科学とか、機械とかって、いわゆる"現実"なんだよね。」

「魔法だとか、なんだとか。そう、"夢"の正反対、って意味で。」

「だから、こういうの。
 機械だー、って感じの、武器とか道具とかがあるとね。」

「現実なんだな、って気がしてくるよ。」

「うん。神秘、なんだよね。こういうのも。」

「でも、こういうので、対抗できる。」

「夢のあることを言えば、現実の先にも夢がある、
 ってことなんだろうけど。」

「夢のないことを言えば、夢であろうと現実の枠からは逃げらんない、
 ってことかな。」

「神秘って、可能を拡張することはできるけど。」

「神秘って、不可能を可能にはできないんだ。」

「――と、思うんだけど。」

「私の言ってること、合ってる?」