RECORD

Eno.98 十八成 玄の記録

蛇足・7




 元々。
 誰が悪かったのか。何が悪かったのか。
 どこからが罪で、どこからが罰だったのか。

 最早知る由もない。
 降り掛かるその全てが理不尽だ。


 だから守ろうと思った。
 運命なぞ知った事ではない。筋書きがあるなら上から塗り潰せば良い。
 奪われる前に、守らなければならない。
 手段すらもうどうでも良い。
 自分の手元に仕舞い込んで、そのままにすれば良い。


 準備は整ってきている。
 これが正しくない行いである事なんて、今更だった。
 正しさで全てが解決するのなら、人は皆聖人であるべきだった。
 そうではないから、そういうことなのだろう。
 善悪や正誤を語るのは最早蛇足だ。
 

 尾を呑む蛇は進む手段を失う。
 停滞は永遠に転ずる。

 転がって横たえた8回目の夏の中で、ずっと笑って暮らしていよう。
 ずっと。










 三人で。