RECORD
Eno.385 桑田雪宗の記録
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暫くしたら、新たな学科に関する依頼が来てた。
今振り返れば、結構戦うのが上手くなった。
段々と相手を斬ることへの抵抗感が薄まっていく。
周囲の人を倒していく。そして最後はフユリさんと俺だけになった。
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その後北部裏講義棟へ行ったら…
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あの時、本当に神秘に呑まれたやばい人かダウザーの一員だと思ってた…講師だとは思わないじゃないか。
とはいえ。まだ何事も無いことに感謝だ。夏休み明けはもっと忙しくなるのだろうな。
…課題を終わらせて、とっとと寝よう。
…今はまだ整備された、歩きやすくて気楽で、コンクリートのせいで地面が蒸し暑い、あの道。
この碧く爽やかな夏が終われば、君は先が視えない獣道を歩くことになる。
今は、今はゆっくり休もう。
身体中を蠢くナニカを気にせずに。

これはまだ、始まりでしかない。
イラストはwigglypaintで描きました。
Ep0.道半ば
依頼を終わらせた後、疲れたので近くにあった公園で休むことにした。
ベンチに腰掛ける。
「…。」
「人為的に放たれた怪奇か…。」
ぼーっと公園を眺めていると、ピコンと明るい通知音が聞こえた。
デバイスからの音だ。確認してみると、北摩市長秘書の人からのメッセージだった。一通り読み終わると、脳の処理が始まった。
「……『ダウザー』?」
「ダウジングを行う人のこと、だよな。」
団体Xから名前つけられたんだなーと思ったり。
「北摩の地中にある神秘…とてもでかい龍がいたりして。」
メッセージにあった文章を思い出して、ふざけた妄想をしていた。
「ずっと北摩に住んでるけどこんな事知らなかったぞ。」
ため息をついた後、手を前に突き出し、腕を伸ばした。
「…今は何もできん。」
あちらからまた何か依頼が来るだろう。それに応じるしかできないのがインターンシップ生なのだから。
「今日は家帰って寝よう。」
そう言って帰路に就く。
暫くしたら、新たな学科に関する依頼が来てた。
今振り返れば、結構戦うのが上手くなった。
段々と相手を斬ることへの抵抗感が薄まっていく。
周囲の人を倒していく。そして最後はフユリさんと俺だけになった。
「っ!!」
なんとかリーダーらしき人物以外は倒せた!
「…後は貴方だけか!」
「…。」
呼吸を整え、集中し相手に雷を当てる。そして…剣を貴方に向け、大きく振るう!
その後北部裏講義棟へ行ったら…
「はあはあはあ…あ、あの時の…。」
手が震える。いきなりソロで集団戦挑んだ気持ちにもなってほしい。
「まあ…ダウザーとやらの一員じゃないだけましか…いやましなのか!?」
あの時、本当に神秘に呑まれたやばい人かダウザーの一員だと思ってた…講師だとは思わないじゃないか。
とはいえ。まだ何事も無いことに感謝だ。夏休み明けはもっと忙しくなるのだろうな。
…課題を終わらせて、とっとと寝よう。
…今はまだ整備された、歩きやすくて気楽で、コンクリートのせいで地面が蒸し暑い、あの道。
この碧く爽やかな夏が終われば、君は先が視えない獣道を歩くことになる。
今は、今はゆっくり休もう。
身体中を蠢くナニカを気にせずに。

これはまだ、始まりでしかない。
イラストはwigglypaintで描きました。












