RECORD

Eno.357 李 莱姆の記録

𝗟𝗜𝗦𝗧 𝗡𝗼:𝟬𝟵


『よくわかんねえ』

『嫌いな奴と関わんないから』




 それが普通なのだろうと納得した。

 こんな考え方をする自分が、
 おかしいのだと思い出した。




「お礼って、言われて嫌な気持ちにはならないでしょ?」

「例え、嫌いな相手でも」






 ──呼吸をするだけで、否定される。
 言葉を発したところで、届かない。

 触れた空気は澱んでいく。







 それは、生きるための処世術だった。


 存在を否定されないための悪足掻きだった。







 嫌われたくなかった。







[北摩湖][旧取水塔]
ライム [Eno.357] 2025-06-29 15:26:46 No.2685121

>>2675071
「んははっ。それはそうだねぇ」

 あなたの正論に、
 カラカラと可笑しそうに笑った。

 ああ、そうか。
 きみはそちら側・・・・だよね。
 今頃、それを羨ましく思っても意味などない。

「ベコ丸ちゃんは、
 もらって一番嬉しいものってあるの?」

発言を一時的に非表示にする








 きみは、強いね。


 僕は、今でもずっと怖いんだ。









「ありがとう」










 その言葉は、きっと、

 いつの間にか汚れてしまった。
















 ──きみにとっては、
 ついで程度だったんだろうけれど。






「いいか、いじめられたらすぐベコを呼ぶんだぞ」

「ぶっ殺してやるからさぁ!!」










 本当に、嬉しかったんだ。














 ……なんて、











 内緒にするほどの話でもないのだけれど。









「……」

「ただ、を移植するだけじゃ難しいかな」