村民たちが口々に畑の調子が悪いと言っている。
そこまでなのか、神様の力を借りなくてはならないほど、
この土地は恵まれていないとでもいうのだろうか。
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村の土地を復帰させるべく奮闘する記録が書かれている……
多くの村人を死なせてしまった。私のせいだ。
これを書く手もすっかり骨が浮いている……皆の精神もそろそろ限界に近い。
認めよう。生贄は必要だ。
だが、この村の民は家族のような存在だ、生贄には捧げがたい。
……そうか、生贄を身内から出す必要はない。外から呼べばよい。
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……。
成功、ということでいいのだろう。
畑の症状は回復した。
■■■■様は確かにこの村に恩恵を与えてくださる。
この事実は、欠かせず伝えていかなくてはなるまい。
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……。
一度苦しい思いをしたことから皆感謝の念が深いのだろう。
■■■■様に報いるために今年から生贄を増やすことにした。
■■■■様に力を蓄えていただき、いずれ神世からこちらの世界に呼び寄せる。
皆同じ思いだ。
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