RECORD

Eno.536 河相井 歩夢の記録

裏世界???

あの不自然な夕暮れの街並み、何となく既視感を感じたのは何故だろう?
もしかしたら、時折見るけれども思い出せない、嬉しくない夢の中みたいだったから……?

可愛さとは程遠い居心地の悪さと共に、頭の奥底で警報が鳴り響いているような感覚。
けれども、あの日の自分は迷い込んだのではなく、何かを求めて足を踏み入れたのかも……
あの日の翌朝、ベッドの中で漫然と、そんな風に思索を巡らしている自分がいた。

市役所に呼ばれて聞いた話が確かなら、今度は自分の意思であの場所へ行けるらしい。
だけど、この間は眼鏡のお姉さんが助けてくれなかったら、恐らく命を落としていた。
だから自分や見知った誰かが迷い込んだり、引き込まれたりした時のためにも、
身を守る手段は学んで備えておきたいな。

市役所で秘書のお姉さんから言われた通り、ノーブル会の窓口へ行ったら教えて貰えるのかな?