RECORD

Eno.34 笛理 彗昴海の記録

夜空、触れ合う唇、繋いだ手

キス。
何処にするかには意味があるらしい。
頬は「親愛」。唇はパートナーとしての「愛情」。
1歩進んだ、だろうか。

僕たちは、"自分"が思ったよりも
遥かに積極的だったことに"自分"で驚いている。
君が欲しい。その欲求の為ならば、
僕たちは酷く衝動的、かつ的確に動けるらしい。
それはきっと、1度掴んだこの手を
離したくないからなんだと思う。

君は人ではないらしい。君は僕の数百倍生きているらしい。
本当はきっと、あの夜空の星々へびつかい座ほどの
手の届かない場所にいたのだろう。
だけど、今は。

共に歩んでいる。
共に食べている。
共に触れ合っている。

"僕"は今、巡り会い、そして繋がりという奇跡の元に
君と共に在れることが、幸せでならない。