RECORD

Eno.452 夢々蜜 夜遥の記録

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今日は何の日でしょうか?



そんな一言。
覚えてもらってくれていることが嬉しかった。

他の誰でもない、大事な彼女に。
俺の誕生日は本当は覚えてないと伝えたキミに
無いなら無いでと考えてくれた貴方に

本当は祝われたくなんてなかった。
幸いと言っていいのか、誰も祝うことなく済みそうだった。
祝われても罪悪感しか生まれなかったから
なんてことのない平凡な日を、人らしくある為に偽った日を。

それでも、そんな日を祝ってもらって喜べるのは
俺らしい日だって言ってくれたから。
他の人が相手じゃ、素直に喜べたかわからないけれど

きっと今日だけは、特別に幸せな日──