RECORD

Eno.675 加賀宮 天音の記録

再びの赤い夜

また、赤い夜に迷い込んだ。

今度は、妹と一緒じゃなく、一人で。

迷い込んでしまった世界は、知っている世界とは似ても似つかない
それが、余計に恐ろしかった。

幸いだったのは、その直前に見かけた人が近くに居たこと。

水面のようなざわつく心を、穏やかにしてくれたんだ。