RECORD
とある監視課所属の青年の記録
```
件名:監視対象 “仮称DB” に関する報告
遭遇日:2025年10月9日 24時頃
報告者:神秘管理局 監視課協力者 影鴉
1. 概要
監視対象:仮称DB(正式名称不明)
2025年10月9日未明、ラジオプロムナード裏手の某所にて、別件対応中に遭遇。 外見は白い猫を思わせる人型怪奇であり、現時点では意識混濁の可能性を伴いつつも対話は可能であった。
なお、対象は既に遭遇地点から離脱していることを確認済み。
2. 対話記録より得られた情報と懸念点
以下は、対象(仮称DB)との対話内容を要約したものである。
・対象は自らを「常に悪であれと呪われた存在」「常に誰かを害する可能性がある存在」と称していた。
・「悪意」についての問いに対し、「今はその気がないだけ」「いつ気が変わってもおかしくない」と発言。
・人格的意識(以下“A”)と、悪意に支配された意識(以下“B”)の二重性を有している可能性がある。
・“A”は「遠くへ行きたい」「この世界には生きていけないが、死ぬこともできない」と語っており、自我の維持と“B”の抑制の間で葛藤している様子が見受けられた。
3. 考察
仮称DBは、過去に北摩市内で生活していた人物である可能性がある。
・“A”は、“B”の覚醒を抑えるため自らを隔離・退避させようとしていたと推測される。
・対話時点では理性的かつ人格的であり、敵意や攻撃性は確認されなかった。
・外見や言動から、既知の人物との共通点が感じられた(要調査)。確証は得られていないが、個人的な直感として最も印象に残る要素である。
・“A”が語った「獣の姿」およびその性質から、本件対象を**“Disaster Beast(災厄の獣)”**と仮定。仮称“DB”はこの頭文字に由来する。
4. 結論および対応方針
現状、対象に明確な敵対行動は確認されていないが、 精神的二重性および潜在的暴走リスクを踏まえ、引き続き"影鴉"の監視下に置くことを希望する。
今後、悪意(B)による行動または実害が確認された場合、 他部署・関連機関との共同対応を要請する予定。
なお、この件で被害が発生した場合は、監視者である"影鴉"が責任を負うものとする。
以上
神秘管理局 監視課協力者 “影鴉”
```