RECORD

Eno.115 古埜岸姉弟の記録

七尚の記録⑤

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曇天を穿いて

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隔離プレイス
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はあ……………………


ベッドに飛び込むと、
いつもより深く、身体が沈み込むのを錯覚する。
どこもかしこも酷く痛む。
いつも螺千城に身を置いているとはいえ、
あれだけの怪奇との衝突は経験したことがなかった。
管理局のお偉いさんまで出てきて、とんでもないことだ。

…………だめだな、眠れない。
何か反動が来てる感じ。

今思えば、Sweeper……私の腕の一部、らしきアイツが私の闘志を支えていたように思う。
鎮静とも、高揚とも違う、敵を討ち果たすという決意で固定されてたというか。
とてもじゃないが、サッカーだけでは正気を保てなかった。

まだ生きたいだろうに、もう誰にも迷惑かけたくないと叫んだユミカの声は、
すべて終わったと思った矢先に破裂した雲隠の心臓は、
覚悟していたって、受け止め切れるものではなかっただろう。

顳顬を過ぎ去ったはずの光景を
今更フラッシュバックみたいに噛み締めている。

早く眠ってしまいたいと思うが眠れない。
ずっと、脈打つ鼓動が邪魔している。

八千代は……
思い返せば何か、随分飄々としていたな。
いつもふざけて、でもあの場でもふざけてるのはなんか変だろ。
バイアス的なやつだったのか?

ベコ丸を名乗る犬は本当にベコ丸だったし、
巻き起こる出来事全てが本当に悪夢のようだった。
その悪夢のような何もかもを

闘志でなあなあにしてしまうSweeperがどうにも恐ろしい。

「……………。

 でも、戦わなきゃ
 取り戻せなかったんだ」


コロが助かった。
コロを一人遺すことにならなかった。

それが一番、良かった──

































「クゥン」


「……よくやったな。
 上出来よ。

 虎徹の血によって七尚に受け継がれた『幽鬼の腕』
 その無害化のために我が柄ナナノオと融合させたことは
 成功と言って良い。

 赤子の頃から調教したおかげで
 魂喰らいとしての性質は最早皆無。
 だが、この世界で振るうにはむしろ神器の影響が強いな。
 やはり使用は強大な神秘を相手取る時に限るのが良かろう」


「オマエが
 ユミカやヒプノスのように
 滅ぼされぬためにもな」