RECORD

Eno.340 月待 よすがの記録

研究:神秘の固定化③

1.前提
 神秘は表世界において霧散する。
 科学によって否定されれば消滅し、裏世界にのみ存在性が保たれる。
 "神秘の固定化"とは、形を霧散させずに活動可能な存在を与える檻を造ることである。

2.経過
 ケースα:問題無く定着。多少調整できている?
      既に表世界での認知も十分。"檻"が無くとも活動可能であるだろう。
 ケースβ:消失。β-1の存在自体が神秘の否定になるため研究に問題無し。
      →"檻"は所在不明? 壊れた可能性も。

3.定義
 自我を持った神秘は怪奇として分類される。故に、"檻"に囲った神秘が形を形成する場合もそう定義する。
  →ケースβは自我の曖昧な怪奇を取り出したものであるためやや例外か。
 "檻"にはそれらの神秘を定着するものを選び、神秘が霧散しにくい――即ち、表世界にて形を不自然に思われにくいものである必要がある。

4.冬休みの研究課題
 "魂"という曖昧なものを神秘として定義し檻に繋ぐ必要がある。
 そのため、より説得力のある"檻"は、依代を確認してから用意することとなる。
 →材質は木製又は金属が望ましいと考える。可能な限り自然に近いものを。

4.2 準備
 ・縁者の血液又は毛髪の回収。 
  →血液の方が神秘への定着はしやすいが、毛髪の方が霧散しにくい? [泥]に保存。
 ・材質の確認、および神秘の減衰
  →キツネノヨメイリが使用不可。別の方法を考える必要がある。
 ・協力者の確認
  →仮初ながら、科学で成し得ない魂――即ち命の固定になり得る。慎重に。
 ・資料の提出
  →神秘管理局への資料の提出。成功した場合は所在の確認を。