RECORD

Eno.100 紫村 九十九の記録

冬休み明け

冬休みが終わった。

驚くほどに今までに感じた事がないほど、サガに引っ張られる感覚がない。

何が補強をしているような…。
もちろん。

彼女ことりちゃんのおかげもある。




だがそれとは違う何か・・がある。

そうだ。
今まですぐにそこにいた筈の人がいない代わりに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今までない物が自身の中にある ・・・・・・・・・・・・・・







そうか。
彼女ダチュラさんの力が今、直接この身にあるという事なのか。







とある封筒が机に置かれているのを見つけた。
とりあえず一枚目を読む。


九十九くんへ。

これを読んでいるという事は、私はもういない。
だけど我々・・は君の力だよ。


だからこそ。
私……我々・・、『紫村九十九・・・・・』について、キミは知っておかなければいけない。
この事については2枚目以降に書いておいた。


キミのおばあちゃんがこの名をキミに新しくつけたとわかった時。
私……我々・・はとても嬉しかった。
我々・・をそういう目で見ていてくれた人もあの一族に残っていたのかと。


直接伝えられれば良かったんだけれど。
文面になってしまってごめんなさい。


キミが人としての人生を過ごせるよう、祈ってるから。


追記.

彼女の事をちゃんと大切に、幸せにしてあげてね。
あの子はキミが想像してるより、もっとキミの事を想ってる。

キミ達を見ていた身としては結婚式くらい見たかったけれど、
私はこう・・するのがキミにとって1番力になると思ったから。


今までありがとう。
末永くお幸せに。
         

                    『ダチュラ』
     もといキミの一つ前の代の『紫村九十九』より




始業式があるというのに。
人知れず1人泣いた。
2枚目は帰ってからちゃんと読もう。
ちゃんと考えよう。
自らは今後どうするべきなのかを。