RECORD

Eno.2924 白峰 澪の記録

私は誰なのかという問いへの考察

"More than stories about someone in the future, right now, I want your 'now'—the one that's right in front of me, looking only at me, being sweet to me alone."
『未来の誰かの話よりも、今、私の目の前で、私のことだけを見て、私にだけ甘えてくれる、あなたの“今”が欲しいんです』


わかってるよ、わかってる。
貴方のことを置いていくことはない。それは、絶対に。
何があっても、どこまで行っても、絶対に。


誰かにとっての何かであり続けることで、自己を保ってきた。
私とは、そういう形状なのだ。
大きなうねりに飲み込まれ、気付いた時には自分が大きなうねりを作り出す側にいる。
戦い、切り開き、道を示す、そのロールをこなすそこに―――
でも、果たして、『私』はいるのだろうか。

重たすぎる、大きすぎるものを背負って……
たまに地に足がつかなくなって、たまにふわふわして、私とは何なのか、誰なのかを見失い、貴方の演算の中で迷子になる。
一億通りのシミュレーション結果の、私は今どこにいる?

貴方には0.1秒先が見えているはずなのに、『そこ』にしか使えないが『そこ』に於いては天才と
無限のリソースと全知全能を放り投げて私を崇拝してしまうのだ。
先のことなんて、貴方には全部演算できているのに?

引っ張って欲しいという言葉を飲み込んだまま、育ちきった牙と炎を抱えて一人、理の外で……踊っている。




The Definition of Bliss: "Edge of the Abyss"貴女はこう定義したね『奈落の縁が私の至福』と