RECORD

Eno.34 笛理 彗昴海の記録

涙に濡れる夜


死にたい!?馬鹿じゃねぇの!?



君は僕の恩人だ!君は僕の希望だ!君は僕の友達だ!消えたいなんて、僕にはそれを拒む権利がある!
僕には僕の大切な人を生かしたいと望む権利がある!僕には僕の日常を守る権利がある!
そこには君がいてほしいって、僕は全部守りたいんだって、それを否定できる奴なんていない!
それは傲慢だなんて言わせない!それは罪じゃない!君が生きる理由になりたいって望んで、そのためなら、君に呪いだって!
君には本心を伝えたよ、君の為に泣ける人は此処にいるんだよ、君の生きている世界を望む人がここにいるんだよ、二人も!!



ふざけんじゃない!



「生きてて、欲しいんだよ...僕は...!」



「お願い、だから...ッ、そのためなら、なんでも、するから...!」




―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


指輪を入れるような鍵付きのケースに、大切に、君に貰った宝物を入れている。
これをなくせば、君は居なくなってしまう気がして。

あれから裏世界にはどうも行けない。カレントにも許可を取って休んでいる。
勉強にも、手が付かない。



―――今宵も眠れない。