RECORD
Eno.2930 今羽栞の記録
夢
――…幼い頃から同じ内容の怖い夢を時々見る。
見覚えはあるけど、どこか寂れた様子の街並み 薄暗い夕暮れ時。
三歳くらいの子供を必死に抱えた男性と女性が
怪物から必死に逃げていく そんな夢。
あの二人は誰だったのだろう?
思い出せない。
逃げている最中、このままでは逃げきれないと悟ったのだろうか
男性が抱えていた子供を女性に託して、怪物に立ち向かっていった。
…結果は、どうなったかは分からない。
場面は変わる。
女性と子供は崩れた社へと辿り着いていた。
そこに辿り着くまでにも怪物に襲われたのだろうか
女性の背には、大きな引っかき傷が出来ていたけれども
『■■■■■■■、■■■■…!
■■■、■■■、■■■■■■…
■■■■■■、■■■■■■■■…』
女性が虚空に向かって必死に何かを言っている
何を言っているのかは、聞き取れなかったけれども
きっと、子供の事を案じてたんだろうと、なんとなくそう思う。
けど結局、その二人がどうなったかは分からない
夢はいつだって、この辺で終わって目が覚めてしまうから。
お父さんやお母さんにこの夢の事を言っても
『きっと、小さい頃に見た映画か何かを強く覚えているだけだよ』って
本当に、そうなのかな?
結局の処、今も何も分からないままだ。
見覚えはあるけど、どこか寂れた様子の街並み 薄暗い夕暮れ時。
三歳くらいの子供を必死に抱えた男性と女性が
怪物から必死に逃げていく そんな夢。
あの二人は誰だったのだろう?
思い出せない。
逃げている最中、このままでは逃げきれないと悟ったのだろうか
男性が抱えていた子供を女性に託して、怪物に立ち向かっていった。
…結果は、どうなったかは分からない。
場面は変わる。
女性と子供は崩れた社へと辿り着いていた。
そこに辿り着くまでにも怪物に襲われたのだろうか
女性の背には、大きな引っかき傷が出来ていたけれども
『■■■■■■■、■■■■…!
■■■、■■■、■■■■■■…
■■■■■■、■■■■■■■■…』
女性が虚空に向かって必死に何かを言っている
何を言っているのかは、聞き取れなかったけれども
きっと、子供の事を案じてたんだろうと、なんとなくそう思う。
けど結局、その二人がどうなったかは分からない
夢はいつだって、この辺で終わって目が覚めてしまうから。
お父さんやお母さんにこの夢の事を言っても
『きっと、小さい頃に見た映画か何かを強く覚えているだけだよ』って
本当に、そうなのかな?
結局の処、今も何も分からないままだ。