RECORD

Eno.295 ーの記録

4.BBQ、と。

今日はBBQイベントに参加。
お姉ちゃんにお土産でいくつかもらっていって。
早めに家へ帰る。今日は、寄り道しないで。

「ただいま」
「おかえり、アイカ」
「はい、お土産。一緒に食べよっか」
「BBQイベントかな? 珍しいね、アイカがそういうイベントに行くなんて」
「ん-、気まぐれかな」

確かに。ボクはそういう人が多そうなイベントにはあんまりいかない。
人が多いのはあんまり好きじゃないから。でも。
行ったのは、そう、気まぐれ。
先生のおかげでイベントを知って、なんとなく足を運んで。
偶然にもそこでまたSurf交換もできて、またお友達が増えて。

なんか今のボクってお友達を探しに北摩に来たみたい、って思って。
……目的。

「ねえ、お姉ちゃん」
「なに、アイカ」
一緒にイカの姿焼き(notイカ焼き。大阪住みとしてこれは譲れない)を食べながら。

「この世界のボクって、なんで北摩に来ようとしてたの?」

そう。ずっと思ってた疑問。
幾度か頭には思い浮かんでたけど。
あえて触れなかった疑問を、姉に問う。

「……それは」

姉は困った様子で、そのまま何も答えない。

「ん。言いたくないならいいよ」
「……ごめんね」
ってお姉ちゃんは謝って。

「きっと、アイカがこのままここで生活していたら、わかることだと思うから」

何を思って。何を考えて。この世界のボクはここに来たんだろうか?
知る術はない。だってこの世界のボクの事は、ボクは何一つ知らないんだから。


お夕飯を一緒に食べ終わって。
しばらくのんびりお姉ちゃんとお話してから、ふと思い出した。

「ちょっと、部活に顔出してこようかな」
「こんな遅くまでやってるの……? というかアイカ、部活入ったんだ」
「うん、まぁ、一応」
正式な部活かどうかはわかんないし、まだ居るかもわかんないけど。

「昨日顔出してないし、ちょっと見に行ってくるよ」
「だいぶ夜遅いから気を付けてね?」
「はーい、ちょっと覗いてくるだけだから。すぐ帰ってくるよ」

適当にお菓子をカバンに詰めて。ふらっとボクは部室へと向かうのだった。
まだ先生が部室に残ってたらお礼でも言いたいな、なんて思いながら。