RECORD

Eno.1015 灰原 よたの記録

天体観測_04

/Eno.263さま
/Eno.951さま
それぞれPC・当該ログをお借りしております

















……考えなければいけないことは山ほどあった。






























まず、同じ学校、同じ学科の先輩が同じ状況に立たされていること。
別にそれが良い、悪いとかではない……それこそ彼らの考え方次第だけれど、
僕としては安心もあり、不安もあって、一概に喜べるものではなかった。


確かに、知り合いがいるのは嬉しい。
だけどそれは、知り合いが、友人が、自分と親しい人が、
同じように危険に晒されるかもしれないことだ。






























傷痕を見せてもらった。それも同じ学校の人に、だった。
彼女はまったく気にした様子を見せなかったから、そういうものなのだと、
納得するしかなかった。


そういうことになりうるものだと、
考えて飲み込むしかなかった、と思う。




作戦の形態、自分たちが何をするのか、
そもそも、危機が身に迫った時にどうするのか。どうすればいいのか。
わからないことが、教えてもらえないことが、知らなければいけないことがたくさんあった。


















「ていうかですね」
「別にこちらも協力者を知らぬままで放り投げたいわけでは」
「ないのでして」





転会てんかい
カレントコーポレーション、
カレントセキュリティズ配属の女性。29歳。







「担当者としてこちらも」
「訊かれたことに答える責務があるわけです」


「ご安心・ご了承くださいね」















……案外、機関の人も学連の人もやさしかった。
というより、そうだな、とちょっと思った。組織の人たちは、多忙が身に迫っているだけで、
別に僕たちに嫌がらせをしたいわけではない。


担当者として、話を聞いてくれるというから……、
それは、ありがたかった。
























別に、それで安全が確実に保証された、とかではないけど。