RECORD
Eno.616 桟田 稲妻の記録
向こう側
5/10
今日大学の校舎に行くと、見慣れない扉を見つけた。
好奇心に駆られてその扉をくぐると、何とも言えない薄暗い空間に出た。
その空気感から、あれが"裏"の世界というものなのだろう。
すぐに引き返そうと後ろを見たが、そこにくぐってきたはずの扉はなかった。
ただ無機質な壁があるばかりで、正直怖かった。
マジ泣きたい
立ち止まっていても仕方ないので、"扉"からコチラへ来たのだから逆もまた然り
"扉"をくぐればまた"表"に戻れるのではないかと仮説を立てて先に進んだ。
実際、どれだけ進んで扉を開けても表に戻れることはなかったが...
あきらめて一度休憩しようとしたところ、「玖又」という少女と出会った。
最初見た時「背高ぇなぁ...。」と思った。いや正直に。
失礼だと思って言わなかったが
多分ぱっと見で2mくらいあったんじゃないだろうか...
彼女はこちらの世界の事に詳しそうだったため、出口への案内をお願いした。
快く引き受けてもらえて正直ほっとした。
なんだかんだ言いつつあの空間はその場にいるだけで、なんというか精神に来る...
多分彼女は"あちら"の世界の人なんだと思った。
雰囲気というか、あの不気味な世界に"慣れて"いたのだ...
ただ同時に、彼女自身に悪い雰囲気は感じなかったのできっといい人なんだろう。
それともう一つ。あの空間にはもう一人誰かいた気がする...
昔から人の気配には敏感だった。
途中までは玖又のものか気のせいだと思っていたが、
帰り際明らかに後ろから気配を感じた。
あと「とおりゃんせ」らしき歌も聞いた。
めちゃ怖かった
一時はどうなるかと思ったが、ひとまず玖又のおかげで表に戻ってこれた...
出たのは高校の校舎。正直土曜日でよかったと思った。
不審者と間違えられても嫌だし
玖又は表に来なくて心配したが、連絡したら返信は返ってきたので
ひとまず安心した。
と、まぁ今日会ったことを日記にしてみただけだが...
これアレだな、"ただ迷子になって女の子に道案内してもらった"っていう
情けない報告書だな...
ま、とりあえず直接"裏"の世界を観察できたのはよかったな
機関の仕事をするならば何度も出入りすることになるだろう。
ここから少しずつ"向こう"のことも知っていこうと思う。
今日大学の校舎に行くと、見慣れない扉を見つけた。
好奇心に駆られてその扉をくぐると、何とも言えない薄暗い空間に出た。
その空気感から、あれが"裏"の世界というものなのだろう。
すぐに引き返そうと後ろを見たが、そこにくぐってきたはずの扉はなかった。
ただ無機質な壁があるばかりで、正直怖かった。
マジ泣きたい
立ち止まっていても仕方ないので、"扉"からコチラへ来たのだから逆もまた然り
"扉"をくぐればまた"表"に戻れるのではないかと仮説を立てて先に進んだ。
実際、どれだけ進んで扉を開けても表に戻れることはなかったが...
あきらめて一度休憩しようとしたところ、「玖又」という少女と出会った。
最初見た時「背高ぇなぁ...。」と思った。いや正直に。
失礼だと思って言わなかったが
多分ぱっと見で2mくらいあったんじゃないだろうか...
彼女はこちらの世界の事に詳しそうだったため、出口への案内をお願いした。
快く引き受けてもらえて正直ほっとした。
なんだかんだ言いつつあの空間はその場にいるだけで、なんというか精神に来る...
多分彼女は"あちら"の世界の人なんだと思った。
雰囲気というか、あの不気味な世界に"慣れて"いたのだ...
ただ同時に、彼女自身に悪い雰囲気は感じなかったのできっといい人なんだろう。
それともう一つ。あの空間にはもう一人誰かいた気がする...
昔から人の気配には敏感だった。
途中までは玖又のものか気のせいだと思っていたが、
帰り際明らかに後ろから気配を感じた。
あと「とおりゃんせ」らしき歌も聞いた。
めちゃ怖かった
一時はどうなるかと思ったが、ひとまず玖又のおかげで表に戻ってこれた...
出たのは高校の校舎。正直土曜日でよかったと思った。
不審者と間違えられても嫌だし
玖又は表に来なくて心配したが、連絡したら返信は返ってきたので
ひとまず安心した。
と、まぁ今日会ったことを日記にしてみただけだが...
これアレだな、"ただ迷子になって女の子に道案内してもらった"っていう
情けない報告書だな...
ま、とりあえず直接"裏"の世界を観察できたのはよかったな
機関の仕事をするならば何度も出入りすることになるだろう。
ここから少しずつ"向こう"のことも知っていこうと思う。