RECORD

Eno.608 五稜 拓海の記録

結局敬語で喋っとくのが安牌

「なんかよお、関東の話し方ってなんだか怒ってるようなニュアンス感じる時ない?」


「そうなん?自分考えすぎやでんがなまんがなー」


「あー、それとは別だけど今のお前みたいなコッテコテの関西弁もどきで煽ってくる時はどつきたくなる」


「まあ、言わんとしてる事は分かりますよ?でもそれは標準語で通してる私にもブーメランが刺さりますから」


「文字に起こしたら確かにな。でも音声付きならお前さんの場合は棒読みの極地すぎて別の何か」


「私だって普通に喋れますよ?普段は面倒なだけです」


「じゃあやってみてや」


「ワカタアルヨ」


「悪化しとる!」


「アイヤー!ナニガヨーワタシボーヨミジャナイ」


「カタコトの棒読みじゃねえか!」


「チッ気が付きましたか。たー坊の癖に耳聡いですねペッ」


「ナニガミミ・・・ミロザトイダヨ。フザケンジャネェヨ」


「???・・・あー、ボビーの真似ですか?似てないから言い間違えて寄せましたね?」


「フザケンジャネェヨ!イウナヨ!」


「・・・・・・」


「・・・・・・なんか言えよ!」


「ボビーの物まねの幅が無いからフザケンジャネェヨってとりあえず言ってるんだなって思ったけど言おうかどうか迷いました」


「うぐぐ・・・」


「はぁ~、動けない病室で下手糞な物まねを聞かされる身にもなってほしいですよ」


「やーめーやー、泣くど?」


「嘘ですよ。いつも来てくれてありがとうございます。」


「・・・お、おう。俺もお前に会いたくて来てるんだし、寧ろ俺が通い詰めても相手してくれて逆にありがとうっつーか…。」


「まあ、あの物まねはホンマあり得んけどな」


「フザケンジャネェヨ!」