RECORD

Eno.799 山田ハナコの記録

独白・■



私は愚かしい選択をしてしまったのかしら。
"我々は特別な人間となったのだ"と受け入れ、頭を垂れるべきだったのか。
でも、あの子にはああはなって欲しくなかった。

だから、逃げた。逃げた、というのに。

最後には、私が、君を。





………



人を、希望を、信じるのが怖い。
どうか高嶺の花は、見守るだけであって。




花の香りがする。