RECORD

Eno.280 黒羽 蒼葉の記録

5月11日の日常


コノハちゃんとの「Leaf」でのお茶会はとても楽しい時間だった。
姉さんがいなくなってから、誰かとお店で食事を共にする事なんてなかったから、その感覚は凄く新鮮にも感じられた。

塾でのやり取りを見ても、コノハちゃんはあの年にしては凄く出来た子だと思う。
きっと、厳しく育てられてきたのだろう。
でも、喫茶店で見せる花のような笑顔は年相応で、普段は時々無理をしているんじゃないかと思う所もある。
出来れば、あの子にはいつも笑っていて欲しい。

…きっとあたしがあの子と一緒に出掛けたい、またお茶会をしたい、というのはそれだけじゃなく、あたし自身がまだ、姉さんのいない今の生活に寂しさを覚えているからだろう。

…あの子の様子を理由に、自分の寂しさを紛らわす形を求めるなんて、何て自分勝手だろうか。あたしは、もっと強くならなくちゃいけない。
いざという時に、【今】に負けない自分であるために。