口直しをせど、舌はぴりぴり痺れている。
レモンという存在にある種憤りのようなものを感じてはいるものの
唐揚げは美味しかったな……。

レモンの使用法は分からなかったので
唐揚げを食べ終えた後に食べた。

酸っぱかった。特に顔色も表情も変わらなかったが
ミルクを注文した。

さく……　もぐもぐ

今日も闘技終わりに食事をしている。
注文したのは唐揚げだ。じゅわっと溢れる肉汁がたまらない。
黙々と食べ進めている……。

無心で戦ってたら随分お金が余っているが、
こういうことにお金を使ってもいいのかもしれない。
男はハンバーガーを食べながら、そう思った。

悩んだ末に、ミルクを飲み切ったところ。
おばちゃんに”飲み終わったのにまだいるの？”
という視線を向けられた為、圧に負けてハンバーガーを注文した。

もっ　もっ　

大口開けてかぶりつく。
もっとチープなの想像してたけれど、普通においしい。

もっ　もっ……

大体4口程で大きなバーガーはすっかり小さくなってしまった。
食べると、ものはなくなる。

「……、……。」

ジョッキのミルクに若干引いてる様子だった。