「ひさびさにこの地へと舞い戻ったが、これからも戦い続けられるようになったのだな。
手持ちの大量のチケットが紙屑にならないことを思うと、ちょっとした安堵感である……。
しかし、在りし日と比べると、ここも静かになったものじゃ。
静かな朝というのもなかなかのものではあるが、喧騒が懐かしく思われるな」

「この赤い身のものがマグロといってな、世界で一番美味なる寿司ネタであるぞ。
そして、こっちの黄色いツブツブがウニといってな、世界で二番目に美味なる寿司ネタである。
やはり寿司は良きであるな。にゃっはっはっは」
上機嫌にしゃべっている。

「ふむ。せっかく寿司があるというのに、 そいえば今日まで食べておらんかったな。今食べようすぐ食べよう、であるぞ」

「ふむ。あつあつで良きであるな」

「久しぶりにラムネでも飲むかの。
うむしかし、バトルチケットがいつの間にやら増えておるな。
戦い放題じゃ」

「そして……天狗であるか？
天狗ならあれじゃな。こう、参道の柵に下駄を履いて立ち、カッコよく飛び降りてほしいぞ」