かつてアンはクール系ではあるがもっと明るかった。
機械いじりが好きだったアンは趣味の一環としてフルフェイスの機械を一つ拵えた。
それは技術としては現代技術を超えた代物。
過ぎた科学は魔法と区別できない、というように
神秘に昇華してしまった。
結果、フルフェイスヘルメットを被ったアンはこの世の真理、裏世界というものを知った。
きっと褒められる、そう思ったアンだったが。
待ち受けていたのは悲劇だった。
友達に裏世界の存在を話せば嘘つき扱いをされ一人ぼっちになり
神秘管理局には出来過ぎた技術故にそのヘルメットを表舞台に出すことを禁じられ
家族にはどこに行ってるかも言えず忌み子扱いにされた。
アンは、裏世界に触れてしまったが故にひとりぼっちになった。
ああ、もう嫌だ。
どこか遠いところへいこう。
そこでやり直せば、きっと。
でもまた、失ったら…………?
また、失ったら………………
怖い……
アンは自分の心を守るために。
そのマスクを手に取った。
心が鉄であるなら、傷つかないはずだ、と。
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ツンデレです。


ENO.2976



