■ 実験記録ファイル:No.00-黒狼試験体
被験体コード名:黒曜(コウヨウ)
分類: 獣型怪奇(強制融合型)
身体特徴: 黒狼の姿/人型時も耳・尾・牙を保持
身長: 184cm
現在所属: 常夜庁・警護課(指揮下:幽声)
▪︎経緯記録 極秘指定
当個体は元来、山域にて発見された人を喰らう黒き狼の怪奇であり、
複数の村落消失事件に関与したとして、██県██山域にて収容・拘束された。
その後、特級実験施設《██融合研究棟》に送致。
当時保管されていた湖にて討伐された龍種怪奇の眼球を強制移植される。
目的:二種怪異の特性融合による「制御可能な超存在」の創造
実験名:《融合体計画00号》
結果: 失敗
理由:
・精神汚染レベルが異常に高く、職員複数が幻視・錯乱
・当個体が夜間に形状を暴走、施設を半壊させ逃亡
・「喰った」と証言されるが、記録は不明瞭
▪︎脱走後の経路
脱走後、都市圏に一時潜伏。
複数の怪異に対し攻撃性を示すも、自我・言語能力の兆候あり。
その後、「幽声」を名乗る存在に接触。
以降、常夜庁所属の“警護課員”として活動を継続中。
幽声への忠誠は高く、また自我の安定化に成功している稀有な例である。
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▪︎現在の観察評価(内部記録)
• 左目には今も龍の“視”の力が封じられており、 目を合わせた対象に幻視・視線抑圧効果を発揮
• 自身の“狼”としての怪奇性と“龍”の視覚特性が内部で衝突しており、完全な安定はしていないと判断される
• 感情起因による「巨大影化」現象も観測されており、未だ暴走の危険を孕む
• 収容以前、人を喰らっていた可能性は否定されていない。記録にも、「消失」「捕食痕」「肉塊」などの証拠が残る
• 本人は、人を食ったことがないと供述


ENO.757























