RECORD
Eno.530 莱 三十三の記録





私もこの生活に慣れてきて、
パステルのことは色々知ったつもりだったけれど
これって冗談なのか それとも……
やっぱり計り知れない部分の方が多い。ちょっと悔しい。










#4 蠱毒のグルメ

「はぁ……心配したのに。」

「ええ、ボクそんなに弱そうに見える?
そこら辺の有象無象に取って食われたりなんてしないよ。
むしろ食ってやろうか。」

「怪奇なんて食べておいしいの?お腹壊しそうだなぁ。」

「いや、どうにも当たり外れが激しくってバクチっぽいや。
メンマみたい。」

「そう…………え?」
私もこの生活に慣れてきて、
パステルのことは色々知ったつもりだったけれど
これって冗談なのか それとも……
やっぱり計り知れない部分の方が多い。ちょっと悔しい。

「だいたい何しに裏世界に行ってるの?
"散歩"で済ませるのはダメだよ?ちゃんと言って。」

「食べ歩きは人間だけの専売特許じゃないもんね?」

「えっ あんなもの食べ回ってるの!?
怖い!やめて!ペッしなさい!!」

「怪奇は飛んで口に入ってくるバカだけだよ!
そんなモノよりもっと確実においしいモノが沢山あるの。
サトミの思う以上にさ……」

「う〜ん? でも今はなぜかその味に……
なにか危険な、毒性を感じる。」

「そりゃああんな世界で食べるものには
毒があったっておかしな話じゃないでしょ。
人間ですら倒れるような物もあるんだからね?大丈夫?」

「……あっ!! あ……どうしよ……死ぬ……」

「えっ何?ウソ?真っ赤なキノコとか食べてないよね??」

「ありゃあきっと土着神の類いだよ……場所が場所だし虫の女神様かな?
やたらとキレイな場所だなあと思ったら神域だったのか。なるほど。終わった。」

「土着神食べちゃったの!?!?」

「なワケあるもんか!!!!」