RECORD
Eno.32 不藤識の記録
record. 『Even if it rains tomorrow』
雨の日に語ったこと。



自分はいつの間にか、そんなことを言えるようになったんだなと。
何故か、誇らしく思えた。
――――――――――――
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迷いを振り切れた切っ掛けとしては、この言葉が最後のピースになった。
彼の言葉は自分と重なるところが多くて、自分がどんな気持ちを抱いて今まで過ごしていたのかを、しっかりと思い出させてくれた。
らしくない悩み方をしたな、と今でも思う。
彼の悩みにも、光が差すことを祈ろう。
――――――――――――
いつの間にか男子どもに話が広まっていた、或いは察せられていたらしい。
誰を見ているのかはお見通しと言う訳か。
……まぁ、相談に乗ってくれるのはありがたいし、嬉しい。自分に向けられる言葉って、思っている以上に温かいものだ。
彼等の前で素直に喜べないのは、悔しい気持ちがあるからだろう。全くもって恥ずかしい話である。
誰にも明かすつもりは無いけどね。
この感情に結論なんてついていないけれど。
何もしないより、一歩踏み出したい。
今よりずっと、もっと。みんなの事を知りたいよ。
――――――――――――
心のどこかに焦りがあった。
心のどこかに迷いがあった。
終わりが近づいて気が抜けたか。
それとも、今が崩れてしまうことを恐れたか?
どちらにせよ、随分とらしくない事をした。
もう一度、初心を思い出そう。
自分以外のことを知りたい。
この広い世界を見つめていたい。
それが、今のすべて。

「世界が」
「広い世界が見えています」
「未来を諦めるにはまだ若いじゃないですか、お互い」
「どうしたって燻り続けるものがあるんでしょ。自分の人生に結論付けるのは、三途の川を渡る時だけでいいんですよ」
自分はいつの間にか、そんなことを言えるようになったんだなと。
何故か、誇らしく思えた。
――――――――――――
「人と関わるということを、覚えてしまったからな…。自己満足だろうと、別れぐらいは伝えに行く」
迷いを振り切れた切っ掛けとしては、この言葉が最後のピースになった。
彼の言葉は自分と重なるところが多くて、自分がどんな気持ちを抱いて今まで過ごしていたのかを、しっかりと思い出させてくれた。
らしくない悩み方をしたな、と今でも思う。
彼の悩みにも、光が差すことを祈ろう。
――――――――――――
いつの間にか男子どもに話が広まっていた、或いは察せられていたらしい。
誰を見ているのかはお見通しと言う訳か。
……まぁ、相談に乗ってくれるのはありがたいし、嬉しい。自分に向けられる言葉って、思っている以上に温かいものだ。
彼等の前で素直に喜べないのは、悔しい気持ちがあるからだろう。全くもって恥ずかしい話である。
誰にも明かすつもりは無いけどね。
この感情に結論なんてついていないけれど。
何もしないより、一歩踏み出したい。
今よりずっと、もっと。みんなの事を知りたいよ。
――――――――――――
心のどこかに焦りがあった。
心のどこかに迷いがあった。
終わりが近づいて気が抜けたか。
それとも、今が崩れてしまうことを恐れたか?
どちらにせよ、随分とらしくない事をした。
もう一度、初心を思い出そう。
自分以外のことを知りたい。
この広い世界を見つめていたい。
それが、今のすべて。
「……」
「長生き、したいな……」