RECORD

Eno.613 食堂 千食朝の記録

位置

ひさしぶりに見た気がする。
燃えるような色で染まった、歪んだ世界。
今日は一人じゃないし、三人でもない。
握る手はきつく、離れないように。

ずっと後回しにしてた。
見に行かなくてもいいと思ってたから。

実際に聞いたえらい人たちの話。
世界のため仕事のため。
どれもこれも全部、堅苦しい話。
人間のため利益のため。

理解は出来ても、ずっとはきっと居られない。
だってそこじゃ、自分は分かってもらえない。

──だから、うれしかった。

握った手が離れなかったことが。
ここでの■■が、増えたことが。
目を、背けられなかったことが。

自分の場所は自分で選んでここにしよう。
これからもっともっとうれしくて、たのしくなっていくから。


──お腹の虫がちょっとだけうるさくなった。