RECORD

Eno.424 甘露 進の記録

『始点』から『終点』まで

ついにオレも裏で迷う羽目になるとは。
兄貴には迷子になったとは絶対に言ってやらねえ。

なんだったんだろうな、あの街並み。
積み木、ガラクタ、ジャンク、
そんな言葉が相応しいような。
どこを見ても何かがある、
音が聞こえる。
何の音か分からないものが、
どこからかオレを見ている気がした。


……ん。次に行く時は有識者とだな。

ちょいちょい表と裏を交互に比べてるおかげで、
裏と表の区別はだいぶつくようになったけど、
あの場所だけは異質だった。

茶ノ介さんと天泣さんに会ってなきゃあ、
それじゃあオレは誰に会ってたろうな……
何を見てただろうな……

イヌがおにぎり握ってるとか、
知る由もなさすぎんだろ。
最初いなかったの、床に転がってたからかよ!
あんまり確かじゃない記憶が脳裏をよぎった。
……ああ昔こういう奴、居たような……
でもアイツは全身イヌじゃなくて、耳と右手だけだったかなあ……


おにぎり自体は、マジで美味そう!
肉巻きおにぎりをこの値段で買えること自体、
もう神秘なんだよ。分かるか?

…あ、いや。茶ノ介さんに奢ってもらったんだった。
やべ。表で該当する人間を探し出して会える自信がねえ。
……って気持ちでついSURF出したけど、
オレ、女の子とSURF交換しようとした?

マジで?