RECORD

Eno.270 猫の記録

猫の記憶11

昔から、演技は多少得意だった



妹の真似をずっとしていた頃もあるし、
スタジオでお手伝いをしていた事もあった。エキストラってやつ。
だから昔は、結構、素を隠していたんじゃないかな。
今は、そういう事も無くなった。
それを成長というのかどうかは分からない。

目の事も、適当に誤魔化そうとは思ったけど



自分がエンの事を、かこの事を気が付いたように、多分すぐばれるだろうなって。
とはいえ、別に凄く影響あるかと言われたらそうでもなくて。
視力が落ちて近視になった、ちょっと色が見えづらいとかその程度。
その、程度……と言っていいかはわからないけれど。
怪我とか、何か失ったりとかはないし。

かこのこれ、落ち着くまでは眼鏡を変えるか



多分その内落ち着くだろうし。
そのくらいの気持ちでいることにした。
眼鏡の度があってないせいで、凄く気分が悪くなったが、まあ眼鏡を変えたら大分よくなった。

テスト前、あまり体調も崩していられないし。

かこは、こういう風に見えていたんだとか、エンはもっと見えないのかなとか。
ちょっとだけ、そういうことを考える時間も出来た。
目が戻ったら、自分にできる事してあげたいなとか。

青色は、はっきり見えるから



だから、かこは、青色のお魚さんが好きだったのか



本当にそうかはわからないけれど。
酷く綺麗に見えたんだろうな、あの青色が。

しかしこの目、黒板を見るのにはちょっと不便だな…



大事なところが分からないや。

テスト、不安すぎる