RECORD
Eno.104 虚戯 遊真の記録
「猴嶺王の盃」返却及び調査についての報告書
作成日 ■■■■年5月22日
提出部署 神秘管理局 調査課
提出者 民間協力者 虚戯 遊真
【概要】
5月■■日、神秘管理局内に猴嶺王(以下、所有者と表記)と名乗る怪奇が現れ、保管されていた物品の返却を求めた。物品は約■■cm四方の盃であり、過去に摘発した神秘関連団体から押収したものとされている。この要求を受けて神秘管理局は螺千城へと調査員を派遣し、盃の返却及び盃の神秘的特性についての調査を行うことを決定した。
※1. 螺千城を拠点とする人型怪奇。詳細は神秘管理局データベースを参照。
(Eno.402さん)https://wdrb.work/otherside/profile.php?eno=402
※2. 北摩湖周辺の裏世界に存在する都市。
【結果】
盃の返却及び盃の神秘的特性についての聞き取り調査、並びに盃の効果の検証に成功。
【調査記録1】
所有者の聞き取り調査から判明したことを以下にまとめた。
〈盃の貸出契約〉
返却の期限を守ることと引き換えに盃を借り受け、その恩恵を得るというもの。
契約違反が発生した場合、借主は所有者による祟りを受ける。
所有者はこの盃の他にも過去に茶碗や盃、湯飲みや皿を人間に対して貸し出していたとのこと。
〈祟りの事例〉※会話ログより抜粋
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また、盃の本来の借主であった団体も拠点施設の火災によって活動不能となっていたことから、この祟の影響を受けたと考えられる。
〈祟りの特徴〉
・所有者自身の意思に関わらず発生する。
・祟りの条件を満たしている場合は、所有者が寝ている間であっても発生する。
・祟りは契約を違反してから4日目の晩に発動する。
・違反者は死亡する場合も生存する場合もあるが、生死に関わらず住居は必ず焼けて無くなってしまう。
・祟りの内容は様々であるが必ず火が関わっており、祟の対象である場所に火の気が無ければ、外部から火災の要因が持ち込まれる。
〈盃の恩恵〉
この効果は祟と同様に所有者自身の意思に関わらず発生する。
また、酒を増やす盃の他にも、様々な物質を発生させる器があるとの発言もあったが、実物を確かめることはできなかった。(酒以外の事例:雑穀を増やす茶碗、砂金が出る物など)
神秘率の低い表世界でも盃が同様に機能するのかは不明。神秘性の喪失の可能性あり。
【記録2】
拠点内には約■■cm四方の和樽の存在が確認された。
和樽の内部は日本酒で満たされており、所有者は聞き取り調査中4回に渡り盃を用いてこれを汲み上げ、摂取を行った。汲み上げ後の和樽内部の日本酒の量について、目視での確認を行ったところ汲み上げ前と比較して変化が見られなかった。
【記録3】
所有者の提案により、調査員も【記録2】と同様に盃を用いて和樽から日本酒を汲み上げ、摂取を行った。
2回にわたってこの行為を繰り返したが、和樽内部の日本酒の量には汲み上げ前と比較して変化が見られなかった。
また、摂取した日本酒は所有者の証言によると表世界の陸中(現在の岩手県の一部と秋田県の一部であると推測される)の酒蔵で製造されたものであり、摂取後の身体検査の結果から見ても、日本酒自体に神秘的特異性は発見されなかった。
提出部署 神秘管理局 調査課
提出者 民間協力者 虚戯 遊真
【概要】
5月■■日、神秘管理局内に猴嶺王(以下、所有者と表記)と名乗る怪奇が現れ、保管されていた物品の返却を求めた。物品は約■■cm四方の盃であり、過去に摘発した神秘関連団体から押収したものとされている。この要求を受けて神秘管理局は螺千城へと調査員を派遣し、盃の返却及び盃の神秘的特性についての調査を行うことを決定した。
※1. 螺千城を拠点とする人型怪奇。詳細は神秘管理局データベースを参照。
(Eno.402さん)https://wdrb.work/otherside/profile.php?eno=402
※2. 北摩湖周辺の裏世界に存在する都市。
【結果】
盃の返却及び盃の神秘的特性についての聞き取り調査、並びに盃の効果の検証に成功。
【調査記録1】
所有者の聞き取り調査から判明したことを以下にまとめた。
〈盃の貸出契約〉
返却の期限を守ることと引き換えに盃を借り受け、その恩恵を得るというもの。
契約違反が発生した場合、借主は所有者による祟りを受ける。
所有者はこの盃の他にも過去に茶碗や盃、湯飲みや皿を人間に対して貸し出していたとのこと。
〈祟りの事例〉※会話ログより抜粋
「真横の柿の木に雷が落ちたのが原因だ。
空っ風にも煽られて、
茅葺屋根がたちどころに火の烏帽子を被ったようになった。」
「熊三郎は鉄砲の火薬が爆ぜて、フクは竈の火が裾に燃え移って、
斉吉は其れまで吸ったことも無ぇ煙管をその日に買って不始末し、
南部の遠縁は火達磨の石コロが天から降って屋根に突き刺さった。
〈祟りの特徴〉
・所有者自身の意思に関わらず発生する。
・祟りの条件を満たしている場合は、所有者が寝ている間であっても発生する。
・祟りは契約を違反してから4日目の晩に発動する。
・違反者は死亡する場合も生存する場合もあるが、生死に関わらず住居は必ず焼けて無くなってしまう。
・祟りの内容は様々であるが必ず火が関わっており、祟の対象である場所に火の気が無ければ、外部から火災の要因が持ち込まれる。
〈盃の恩恵〉
この効果は祟と同様に所有者自身の意思に関わらず発生する。
また、酒を増やす盃の他にも、様々な物質を発生させる器があるとの発言もあったが、実物を確かめることはできなかった。(酒以外の事例:雑穀を増やす茶碗、砂金が出る物など)
神秘率の低い表世界でも盃が同様に機能するのかは不明。神秘性の喪失の可能性あり。
【記録2】
拠点内には約■■cm四方の和樽の存在が確認された。
和樽の内部は日本酒で満たされており、所有者は聞き取り調査中4回に渡り盃を用いてこれを汲み上げ、摂取を行った。汲み上げ後の和樽内部の日本酒の量について、目視での確認を行ったところ汲み上げ前と比較して変化が見られなかった。
【記録3】
所有者の提案により、調査員も【記録2】と同様に盃を用いて和樽から日本酒を汲み上げ、摂取を行った。
2回にわたってこの行為を繰り返したが、和樽内部の日本酒の量には汲み上げ前と比較して変化が見られなかった。
また、摂取した日本酒は所有者の証言によると表世界の陸中(現在の岩手県の一部と秋田県の一部であると推測される)の酒蔵で製造されたものであり、摂取後の身体検査の結果から見ても、日本酒自体に神秘的特異性は発見されなかった。