RECORD
Eno.26 朔 初の記録
「……」
朔初は裏世界で初めて戦った。
と、言っても。
相手は豆腐ととりだったのだけども。
…
豆腐ととりと戦うのって、だいぶトンチキな絵面だった。
しかして、それに間違いはなくて、その通りなのだから困る。
ありえないものと戦えと急に指示を受けている。
小馬鹿にされているような気分になった。
世界に。
「………」
あの公園だってそうだった。
ぐるぐると書かれた太陽は、あのゆうやけの中なのに眩しく感じられることはなかった。
へにょへにょに生えた草は、青草の香りを感じない。
子供の落書きがそのまま具現化したような空間に、朔初はげんなりとした。
げんなりとした後、思い起こされるようなことがあって、心底嫌な気分になって。
武器として持っていたラケットを握る力がはいる。
心底嫌な気分だった。
悪性の夢を思い出した。
子供の頃からよく見る夢を思い出していた。
あんまりにも気持ちが悪方、頭が揺れていた。
子供の下手くそな絵が出てくるなんて、もっとも現実じみていないじゃないか。
糾弾したところで。何も起こらなかったけど。
この公園にはあんまりきたくないな、が膨らませながら。
朔初は、表にかえる。
じゅーご
「……」
朔初は裏世界で初めて戦った。
と、言っても。
相手は豆腐ととりだったのだけども。
…
豆腐ととりと戦うのって、だいぶトンチキな絵面だった。
しかして、それに間違いはなくて、その通りなのだから困る。
ありえないものと戦えと急に指示を受けている。
小馬鹿にされているような気分になった。
世界に。
「………」
あの公園だってそうだった。
ぐるぐると書かれた太陽は、あのゆうやけの中なのに眩しく感じられることはなかった。
へにょへにょに生えた草は、青草の香りを感じない。
子供の落書きがそのまま具現化したような空間に、朔初はげんなりとした。
げんなりとした後、思い起こされるようなことがあって、心底嫌な気分になって。
武器として持っていたラケットを握る力がはいる。
心底嫌な気分だった。
悪性の夢を思い出した。
子供の頃からよく見る夢を思い出していた。
あんまりにも気持ちが悪方、頭が揺れていた。
子供の下手くそな絵が出てくるなんて、もっとも現実じみていないじゃないか。
糾弾したところで。何も起こらなかったけど。
この公園にはあんまりきたくないな、が膨らませながら。
朔初は、表にかえる。