RECORD

Eno.188 柊 柑凪の記録

『守護天使さまとの交換日記』 Page9

敬愛する、わたしの守護天使さまへ

天使さまにはとっくにご存じかもしれませんし、
ここに書いていいかどうか迷いましたが、この世界にはとても驚くべきことがあります。
この世界には、人間ではない存在も、人間の友人として住まっているのです。

彼らもまた人間と同じように暮らしているのだと、"秘密の仕事先"の人に教えてもらいましたが、
まさかこんなにも身近にいるとは思いませんでした。
人間と振る舞いが似ているので、見ただけではまるで区別がつかないのです。

もしかしたら……『神秘』が消えていた時代の中でも、
彼らは人間に化けてひっそりと生きてきたのかもしれません。

そう考えると、なんだか不思議な気持ちになります。
おとぎ話のような非日常の世界が、わたしたちの生活のすぐそばにあるように感じられました。

……もしかしたら。

そんな気持ちでいれば、"あの世界"の扉はもっと簡単に開くことができるのかも。
次の"秘密のお仕事"の時に、試してみようかな……?

天使さま。
もしかしてあなたも、この世界の地上を訪れたり、暮らしたりしていますか?
そうだとしたら、穏やかで希望に満ちた、幸せな日々を送っていることを願います。


カンナ