RECORD

Eno.270 猫の記録

猫たちの話

エンの部屋に行った時の話。エンは、色んな動物を飼っている。
猫、猿、トカゲと、ハムスター……本当に色々。

「そういえば、小夜以外にも随分猫に好かれているよな」



「にぃ」



「餌付けしているのもあるんでしょうけど、ちょっと猫とはご縁が多くてねぇ」



「猫と話す夢だとか、猫になる夢だとか、昔からよく見てたの。理由はよくわからないけどね、猫にも凄い好かれやすくて」



(まさか、かこが懐いている理由もそれとか言わんよな…)



「んにぃ」



「…」



小さい頃、妹と、猫ごっことかいって遊んだのを覚えている。高い木の上に登って、猫の鳴きまね。
猫であるときは、いつだって、自由な気分になれて。

でもさ。人は猫にはなれないよ。

高いところから落ちたら、は死んじゃうだって。
未だに高いところから、下を見る事ができないのは。
みたくなかった現実を、思い出したくないからかもしれない。
まあ、あの時も私は下を見る事も無く、
の姿をあれ以降見てはないのだけれど。


(…妹は、何処に行ったのだろうな)



(…エンの弟も行方不明と言ってたな。なんだかな)



(…何度だって思うが、あまりにも似ている点が多いのだよなぁ?)