RECORD

Eno.242 栗花落 浅葱の記録

栗花落 浅葱の憂鬱


 僕という存在を考えた時、その定義の幅はいろいろとある。
 まず僕は人間の女で、高校生で、幽霊が嫌いだ。法則性がないのが嫌いだ。
 でも僕は一方で、自分の人間的な衝動性というものの厄介さと非制御性も知っている。

 人間、自分を完璧に制御しようとして制御できるわけではないのだ。
 嫌いなものを好きになろうと努力しても、嫌いなものは嫌いなもので変わらないこともある。
 好きなものを嫌いになろうと努力しても、好きなものは好きなもので変わらないこともある。

 物質的な事実以外にも、僕という人間の歴史、経験は、僕という存在を形作る要素の一つ。
 変化することもある。生物とはそういうものだから、成長という変化はつきものだ。
 背も伸びるし胸も大きくなり、お尻も大きくなったりする。成長期にはいろんなことが起こる。

 けれど僕はきっと良い女じゃないから、それをまともに受け止めたりしないのかも。
 読書と人間観察で時間を潰して、誰かに話しかけられて、誰かに話しかけたりもする。
 人間って、そういうものだ。

「色んなことに、僕は、僕として反応するしかない」