RECORD

Eno.72 角落しの記録

記憶

“ ねぇ、貴方は何処まで行くの。“



なんで立ち止まらないの。なんで進むの。
ずっと真っ直ぐに進んで、逸れないで、道を辿っているの。


何度も問いかけようとした。
どうしてと、なんでと。
あなたはきっと返してくれる。応えてくれる。
それがわかっていて。わかっていたのに。


ボクは何も問いかけなかった。
だから、当然何も返ってこなかった。




​それだけ。