RECORD
Eno.77 磯向井 利慕の記録
船や海を当たり前に話す人々。
恐ろしさは、まあちゃんと学習はしているだろう。

だからこそ、当たり前に話している人たちがどこか羨ましい。
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人が正義感で物を投げるとき、そこに人権はなく、自分は差別していると思っていない。
大衆が正義なのだ。

では、自分たちが行っている怪奇の討伐は何なのか。
それは棚に上げたまま。
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近付けない。
❖回顧録
船や海を当たり前に話す人々。
恐ろしさは、まあちゃんと学習はしているだろう。

「俺が過敏なんだろうなってのは分かってる」
だからこそ、当たり前に話している人たちがどこか羨ましい。
首傾げ。なぜこの話に繋がったのかも、人間に問うような話かも。
「差別が深刻だった? とかしか分からないかも。
けど、差別なんて今の世に沢山あるし」
結論を言えば分からない。
人が正義感で物を投げるとき、そこに人権はなく、自分は差別していると思っていない。
大衆が正義なのだ。

「キモッ」
では、自分たちが行っている怪奇の討伐は何なのか。
それは棚に上げたまま。
「ふなまつり、かぁ……」
「海じゃないにしても、船の祭りなんだろうな」
「………」

「俺には無理だ」
近付けない。


