RECORD
Eno.77 磯向井 利慕の記録
❖回顧録
過敏である。
過剰である。
時折、インターネットを見て自分の姿がないかを確認してしまう。


無い。
廃れたニュース。興味の薄れた話題。
一時的に盛り上がってはすぐに離れていく。
その場に大量のゴミを残していくように、当事者には何もお構いなく。

平和は訪れている。憎たらしい程に。
部屋の棚にある、壊れかけの軍艦プラモデル。
視界の端に見えて、睨む。

海に憧れているけど、酷く憎たらしい。
船を腕を大きく広げて出迎えたくも、石を投げて台無しにしてしまいたい。
相反する感情が常に渦巻いて、距離をとる事しか出来ない。
ただ、言えるなら。
転校を考えなくていい生活は、快適だということ。
過剰である。
時折、インターネットを見て自分の姿がないかを確認してしまう。

「今年で15年の節目」

「だけど、『昔』みたいな盛り上がりは、もう」
無い。
廃れたニュース。興味の薄れた話題。
一時的に盛り上がってはすぐに離れていく。
その場に大量のゴミを残していくように、当事者には何もお構いなく。

「コレが時間による解決なのか。
それとも久礼さんのお陰なのか。
あーあ。嫌んなるのに」
平和は訪れている。憎たらしい程に。
部屋の棚にある、壊れかけの軍艦プラモデル。
視界の端に見えて、睨む。

「アンタのせいで、全部メチャクチャだよ」
海に憧れているけど、酷く憎たらしい。
船を腕を大きく広げて出迎えたくも、石を投げて台無しにしてしまいたい。
相反する感情が常に渦巻いて、距離をとる事しか出来ない。
ただ、言えるなら。
転校を考えなくていい生活は、快適だということ。