RECORD

Eno.377 夢雨の記録

昔話

私は、神様と呼ばれていた。

豊穣のために毎日お供え物されてはお祈りをされていた。
「雨を恵んでほしい。」
ってみんな雨乞いを私にお願いしていた。
私は、それしか出来ないから、それが私の役目であったから、お願い通り雨を降らし続けた。

だけど、年々私へのお供え物やお祈りが減ってきていた。
若者は都市へ行ったっきり、老人だらけになって、人が減って、私に対する信仰心も薄れていた。
いつしか私は、みんなに忘れられたの。

私は、忘れられた神様だった。