RECORD
Eno.763 天堂アヤメの記録
恋とは
私は恋をした事がない。
正確に言えば、恋がどういったものか理解出来ていない。
私がかつて王子に抱いていたものは恋というより、憧れに近い感情だった。
無論、現実は非情だった。それから殆どの感情を殺すように生きて来た。
この世界に来て、どうしても弱い自分で居なきゃいけない時間が出来て。
今まで忘れていた感情を取り戻す……というのが正しいのかは分からないが、少しだけ変化が訪れたのは事実。
表の私は、以前よりも随分と社交的に振る舞えるようになった。
それでも、恋というものは未知だ。
そもそもどういった状態が恋をしていると言えるのか、どういう気持ちになったら恋と言えるのかが分からない。
私が誠に対して抱いている感情は恋だと言われたりもしたが、未だ疑心暗鬼なのは否めない。
もしそうだとしたら……私のようなものは恋を諦めるべきだと納得できるのに。
……ただ、事実として。
優しい彼の為に出来ることをしてあげたい。苦労を肩代わりしてあげたい。
そういう気持ちは本心から出ているもので、嘘偽りない本物だ。
彼との時間も大切にしたいし、出来ることなら長い事共に過ごしたい。
それもまた、本心から出るものだ。
……私という存在が、彼の迷惑にならないのなら。
少しずつ、彼から受けた恩や気持ちを返していきたい。
恋であろうがなかろうが、それは紛れもない本当の気持ちだ。
この気持ちは、恋なのだろうか。
もしそうだとしたら、彼の迷惑になるだろうし。
……そうじゃないと、良いな。
正確に言えば、恋がどういったものか理解出来ていない。
私がかつて王子に抱いていたものは恋というより、憧れに近い感情だった。
無論、現実は非情だった。それから殆どの感情を殺すように生きて来た。
この世界に来て、どうしても弱い自分で居なきゃいけない時間が出来て。
今まで忘れていた感情を取り戻す……というのが正しいのかは分からないが、少しだけ変化が訪れたのは事実。
表の私は、以前よりも随分と社交的に振る舞えるようになった。
それでも、恋というものは未知だ。
そもそもどういった状態が恋をしていると言えるのか、どういう気持ちになったら恋と言えるのかが分からない。
私が誠に対して抱いている感情は恋だと言われたりもしたが、未だ疑心暗鬼なのは否めない。
もしそうだとしたら……私のようなものは恋を諦めるべきだと納得できるのに。
……ただ、事実として。
優しい彼の為に出来ることをしてあげたい。苦労を肩代わりしてあげたい。
そういう気持ちは本心から出ているもので、嘘偽りない本物だ。
彼との時間も大切にしたいし、出来ることなら長い事共に過ごしたい。
それもまた、本心から出るものだ。
……私という存在が、彼の迷惑にならないのなら。
少しずつ、彼から受けた恩や気持ちを返していきたい。
恋であろうがなかろうが、それは紛れもない本当の気持ちだ。
この気持ちは、恋なのだろうか。
もしそうだとしたら、彼の迷惑になるだろうし。
……そうじゃないと、良いな。