RECORD
Eno.84 佐鳥まなみの記録
ある学生新聞の特集《1》
最近巷で語られている怪談、ミナトリサマ。
姿に関する情報でさえ錯綜しているその存在について
皆様の中にも聞き及んでいる人が居るのではないだろうか。
曰く、ソレは天を貫く程の大男なのだとか。
曰く、ソレは邪悪な声で鳴く大鴉なのだとか。
必ずしもヒトや鳥のような一つの存在なのではなく
ねずみのような小動物の群体なのだと唱える人すらいる。
その掴みがたい輪郭に、内に眠る浪漫を擽られた者も居るだろう。
勿論、筆者もそうした人間達の一人である。
全てを解き明かすという無粋は勿論しない。
というよりも出来なかったという方が正しい。
オカルトの分野においては往々にしてよくある事である。
ミナトリサマに遭う方法から、名を取られてしまった者のその後まで
どれも複数のパターンに分かれてしまっているのだ。
例えば遭遇方法については
東部に存在している「ラジオプロムナード」や
西部に複数存在している大きなストリートなどの場所で
路地裏の方にずっと入っていくと向こうから見つかるだとか
或いは、同じく東部の「北摩川」や北部の「北摩湖」へ
夜に訪れて模造の弓を構えると現れるだとか
或いは名前に限らず不要なものばかり探しているために
夜遅くごみ処理施設に行くと出会ってしまうだとか
こうした話の例に漏れず、遭遇は決まって夜か暗い場所だが
それ以上に細分化した情報は噂程度の物しか手に入らなかった。
強いて言うなら儀式らしいものは水場のそれだけである事くらいか。
まだ語るべき情報は山のようにあるが、枠は有限だ。
ミナトリサマと出会ってしまった者のその後などについては
次回の記事で記述していきたいと思う。
姿に関する情報でさえ錯綜しているその存在について
皆様の中にも聞き及んでいる人が居るのではないだろうか。
曰く、ソレは天を貫く程の大男なのだとか。
曰く、ソレは邪悪な声で鳴く大鴉なのだとか。
必ずしもヒトや鳥のような一つの存在なのではなく
ねずみのような小動物の群体なのだと唱える人すらいる。
その掴みがたい輪郭に、内に眠る浪漫を擽られた者も居るだろう。
勿論、筆者もそうした人間達の一人である。
全てを解き明かすという無粋は勿論しない。
というよりも出来なかったという方が正しい。
オカルトの分野においては往々にしてよくある事である。
ミナトリサマに遭う方法から、名を取られてしまった者のその後まで
どれも複数のパターンに分かれてしまっているのだ。
例えば遭遇方法については
東部に存在している「ラジオプロムナード」や
西部に複数存在している大きなストリートなどの場所で
路地裏の方にずっと入っていくと向こうから見つかるだとか
或いは、同じく東部の「北摩川」や北部の「北摩湖」へ
夜に訪れて模造の弓を構えると現れるだとか
或いは名前に限らず不要なものばかり探しているために
夜遅くごみ処理施設に行くと出会ってしまうだとか
こうした話の例に漏れず、遭遇は決まって夜か暗い場所だが
それ以上に細分化した情報は噂程度の物しか手に入らなかった。
強いて言うなら儀式らしいものは水場のそれだけである事くらいか。
まだ語るべき情報は山のようにあるが、枠は有限だ。
ミナトリサマと出会ってしまった者のその後などについては
次回の記事で記述していきたいと思う。