RECORD
Eno.96 加瀬秋日佐の記録
宗教美術を形作る動機は、信仰心である。
人々は彫刻刀や絵筆に己の祈り、願いを籠めた。
古代末期から中世、かの時代の品々にもまた人々の信仰が託されている。
経典への滅罪の期待。
極楽往生の祈願と共に描かれる曼荼羅。
生身を形作った仏像。
浄土は舞と楽、舞台や庭園を以て現される。
金色とは仏の光である。
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思案1
宗教美術を形作る動機は、信仰心である。
人々は彫刻刀や絵筆に己の祈り、願いを籠めた。
古代末期から中世、かの時代の品々にもまた人々の信仰が託されている。
経典への滅罪の期待。
極楽往生の祈願と共に描かれる曼荼羅。
生身を形作った仏像。
浄土は舞と楽、舞台や庭園を以て現される。
金色とは仏の光である。
金色の伽藍。宝物。金字。
確からしいことを積み重ねて我々は此処に立つ。
それでも。己は、永遠に足元を見て考えている。
ここに描き出された、彫り出された物達は、何か。