RECORD

Eno.344 本田健斗の記録

変わりゆく

……敵対的でも怪奇の血を見たくないと思っていたはずなのに、その事を忘れつつありました。

初めて怪奇を殴った時の感触を、もう余り思い出せません。

でも戦いは怖くて仕方なくて、誰かが傷つく所は見たくありません。

……その誰かは既に味方だけに、なりつつある気がします。

前よりは怪我人が出ても狼狽えていませんでした。
最初は仕事が出来るか怪しい位には怪我人が出ることに模擬戦ですら恐怖していました。
でも今は前線でもちゃんとお仕事出来ています。
これだけは純粋に成長している事と言えると思うんです。 

……罪とか関係無く皆さんが無事でいて欲しいという思いは確かなんです。だから自分の意思でもあることには違いないのです。だからまだ逃げたくはありません。

……でもわたくしは、ちゃんと強く、なれてますか?何時かわからないけれど、罪を償えるように、進めて……いますか?

やっぱり裏を知ってしまったら、嫌でも変わらないと、いけないのですか?
そうならば、力なき人々を裏へと巻き込んでしまったことは、とんでもない罪だったのでしょうね……